2010年にオープンした『IL TEATRINO DA SALONE(イル・テアトリーノ・ダ・サローネ)』は、もう3年以上ほぼ毎月のように通っているだーーい好きなイタリアンレストランです(≧∇≦)
初めて伺ったのは2013年の8月。
その当時のシェフは3代目の芝先康一さんでした。
芸術作品のように美しいお料理はとても洗練されていながらも、ほっこりあたたかみのある味わいに魅了され、すっかりファンになってしまいました!
2015年5月からは4代目のシェフ岡野裕太さんが就任。
岡野シェフは4年近くイタリアで修行されたあと、帰国後、大阪の『クイントカント』を経て28歳という若さで『イル・テアトリーノ・ ダ・サローネ』(以下、テアト)のメインシェフに大抜擢。
その落ち着いた風貌とお料理の完成度やじわじわと来る美味しさからはとても円熟味(??)が溢れていて、正直シェフの年齢を伺ったときはかなり驚きましたΣ('◉⌓◉’)
最近はすっかり岡野シェフの料理にハマってしまい特にスペシャリテの「ズッパ・ディ・ペッシェ」は毎月食べないと我慢できないぐらいです(笑)
最近は毎月テーマが決まっていて、前月に次月の宣伝も一緒にしてくださいます(^-^)
今月は大好きなオリーブオイルがテーマでした!
メニューは昼・夜共通
昼 ¥8,500(税・サー別)
夜 ¥12,000(税・サー別)
まず、最初の二皿は毎月の固定のメニューです。
・カンノーロ・海藻チップス・プロヴォローネとグラナパダーノ
石の上からシチリア伝統菓子のカンノーロ。リコッタチーズとピスタチオのムースと、レモンピールを載せて爽やかな一口です。
左がナポリの名物ゼッポリーニをチップス状にしたもの。食べ始めると止まらない!これは販売してほしいです!
下はプロヴォローネとグラナパダーノの2種のチーズコロッケ。
・カルチョーフィ アッラ ブラーチェ
いつも楽しみの一口。香りからホットします。
カルチョーフィ(アーティチョーク)を繰り抜いて、中にペコリーノ・ロマーノ、ニンニク、イタリアンパセリなどを詰めて炭火で焼き上げます。
先端の柔らかい一口だけいただけますが、ニンニクの効いた味付けとか、どこか懐かしい味(笑)
こちらからはオリーブオイルを使ったスペシャルメニュースタートです!
・鰹 オレンジ サンジュリアーノ
マリネにした鰹の表面に焼き目をつけてスライスにして仕上げています。ブラッドオレンジのソースがとても爽やかでお魚の臭みがまったく感じられない。ほんのりシナモンの香りと、ルッコラ、エンダイブを合わせています。
オリーブオイルを泡状にして仕上げました。
使われたオリーブオイルはサルディーニャ島のSAN GIULIANO。
しっかりとした甘みと辛味のバランスが取れていて、ほろ苦さがオレンジの甘苦さとシナモンとの相性がいいです。
・バッカラマンテカート パーネ ロスマリーニ
表面に焼き目をつけた塩鱈とパンを角状にしてオリーブオイルをたくさん染み込ませて、マリネしたトマト、ブラックオリーブのパウダー、セルフィーユで仕上げています。
オリーブオイルはリグーリア州のSANTA CHIARA。
派手な金箔が印象的です!繊細な風味の味わいです。
・トリッパ レンズ豆 マンチャンティ
表面をこんがり焼いたトリッパと柔らかいレンズ豆の食感が楽しめます。
玉ねぎビネガーのがアクセントになりました。
たっぷり使っているオリーブオイルは、ウンブリア州のAffiorato。
華やかな香りで豆とも相性がとてもよかったです。
・リングイネ カラスミ レティツィア
リングイネにパウダー状にしたオリーブオイルとカラスミを合わせてかけて、スライスしたブロッコリーやレモンゼスト、イタリアンパセリを刻んだものを合わせたパスタ。
食べているうちにパウダー状のオリーブオイルが溶けてきて口当たりと味わいが変化してくる面白いお皿でした。
オリーブオイルはシチリアのLetizia。
甘みがしっかりしていて、りんごのようなふくよかな甘みを楽しめるオリーブオイルでした。
・ラザニェッテ 猪サルシッチャ ポルチーニ イルレッチェート
麺はラザニェッテ。猪のサルシッチャにジュニパーベリーのメレンゲを合わせハーブの風味とポルチーニの風味が素晴らしい!
オリーブオイルはトスカーナのIL LECCETOです。
・ズッパ ディ ペッシェ
マルケ州の郷土料理をアレンジした魚介の旨味が凝縮された濃厚なスープ。
岡野シェフのスペシャリテでこれを食べないとテアトで食事をした気分にならないです!
フレッシュのトマトや海老、イカ、あさり、ヒラメ、イカスミなどの魚介を赤ワインビネガーと合わせて煮込んで、加熱されたビネガーの柔らかい酸味が魚介の旨味と絶妙なバランスです。ガーリック風味のトーストと合わせて刻んだイタリアンパセリで仕上げています。これも販売してほしいー!!
・モヒート
ライムシャーベットとゼリーのモヒート風。
・短角牛 フランコバルディ
単角牛の牛ランプ肉に甘酸っぱいパプリカと白インゲン豆添えて、ソースはオンドヴォーと牛すじのブロード。
オリーブオイルはトスカーナのBardi。
青いハーブの香りとしっかりした味はコクがあります。
・フォルマッジオ ミスト
左からタレッジョ、中央はトーマにドライトマトを刻んだもの、右はゴルゴンゾーラドルチェにオレンジの花の蜂蜜を添えています。
・カスタニャッチョ フラントイア
栗の粉を使ったカスタニャッチョ(松の実とレーズンと、ローズマリー)と卵の代わりにタピオカを使ったオリーブオイルのジェラート。
マロングラッセ、カスタードブディーノ、松の実を添えて仕上げにオリーブオイルをかけています。
オリーブオイルはシチリアのFRANTOIA。
自然なフルーティな甘みとアーモンドのようなニュアンスがあるサローネグループ御用達のオリーブオイルだそうです!
・トルタカプレーゼ コーヒー又は紅茶
お食事後、本日のお料理に使ったオリーブオイルの全種類を味見することができました。
一つ一つ単体で味見をしたら、その特徴がもっとら際立ちます。合わせるとまた印象が変わりますね(^-^)
最後に描きのメニューをいただきました♪
今月から中島さんが描いているとのこと。
せっかく7種類の黄色鉛筆を利用して描いてくださったそうですが、コピーしたら、全部同じ色になっちゃったいう悲しい話がw
とにかく今月のメニューは黄色いです(笑)
11月のテーマは「チーズ」だそうです。
チーズも大好きなので、これまた楽しみ(//∇//)絶対ワインも楽しめる!!
長くなってしまったので、ワインのことは割愛してますが、支配人の石原先生(←勝手に呼んでいるw)のワインのチョイスや知識が本当にすごくて毎月感動しています!!
いつも優しく丁寧に色々ご指導いただいて本当にありがとうございます!
他のスタッフの方もみんなフレンドリーでアットホームなあたたかい雰囲気のテアトが本当に大好きです\(^o^)/
イル テアトリーノ ダ サローネ
03-3400-5077
東京都港区南青山7-11-5 HOUSE7115 B1F
http://www.ilteatrino.jp