すでに3回目(3年目)を迎えている「セララバアド (Celaravird)」の春メニュー。
昨年と同じ料理もあったけど、全体的に芸術性も楽しさも更にグレードアップしていました!
お店は18:30オープン、19:00同時スタートなので、少し早めに着いて楽しむための心の準備を(笑)
まだ暗くなる前のセララの外観。
緑に囲まれた素敵な空間です。
中は木の温もりが溢れる♡
メニュー
ディナーコースは季節を楽しめるシェフお任せコース一本 ¥9800(税別)
アルコールペアリング¥4,500円か
ノンアルコールペアリング¥3,800円
の中で一つ選んでいただきます。(+サービス料7%)
いつも3Dプリンターを利用した可愛いメニューをいただきますが、今回はメニューが2種類になってました!
女性には可愛さ溢れるこちら。
男性にはシンプルなデザインのカード式。(言えば性別関係なくもらえるはず)
本日もありがたくもキッチンのライブ感がそのまま伝わるシェフズテーブル。
本日使われるだろう色んなものがテーブルの上に置いてあります。
なんかすごく華やかだし、ワクワク♪
ドリンクはノンアルペアリングをいただきました。
乾杯のシュワシュワは、
・PIERRE ZERO
フランスのピエール・ジャヴァンのピエール・ゼロ。シャルドネとミュスカのノンアルコール白ワインぶどうジュースです。
トロピカルフルーツや白い花を連想させる香り。
・桜
以前は別料金で頼んでいた生ハムがコースに組み込まれてました。
華やかな花瓶が登場!
桜の花と一緒に出てきた味噌漬けの桜肉(馬肉)の生ハムと泥豚の生ハム♡舌に伝わる凝縮された旨味が期待感を高めます。
生ハムを巻いた枝は、竹墨で色を付けた木の枝に見立てたグリッシー二。枝ごといただけますよ!
生姜風味のオリーブも成ってた♡
次の森の春の訪れをイメージした3品。
また華やかなお皿がたくさん登場。
・フィトンチッド
フィトンチッド(phytoncide)とは何だろうと思って調べてみたら、微生物の活動を抑制する作用をもつ、樹木などが発散する化学物質のこと。よく森林浴とかで、健康だけではなく癒しや安らぎを与える効果があるそうです。
そのフィトンチッドをこのガラスの中に閉じ込めています。
蓋を開けて香りを嗅ぐと、本当に森の中にいる気分。あー、、本当に癒される。
その中には松の葉や松の実、椎茸のパウダーを練りこんで焼き上げた焼き菓子が。上はゆずの花のピクルスです。
・トペニ ワッカ
トペニ ワッカとは、アイヌ語で楓の樹液という意味。調べてみたら、メイプルシロップがたくさん出てきました。
こちらのレンゲの上は秩父産の楓の樹液。1ヶ月しか出てこない貴重な水だそうです。そいえばこの前橋本シェフは秩父に樹液採取に行かれてました。お休みの日はいつも食材探しにあちこち行かれます。この貴重な水をいただけるのはそのおかげ。本当に感謝です。
メイプルシロップのイメージが強かったのですが、本当の樹液は味が殆どなく、ほのかに甘さを感じるものでした。この貴重な水から生命力を感じます。
こちらはメイプルシロップで炊き上げたりんご。豚の皮をカリッと揚げて、ブーダンノワールを塗って焼き上げたものです。上には野草のサラダをのせて、こちらでしっかり楓の甘味を感じます。若干ヌルッとした揚げ物の感じがたまらない。
・ぶどうジュース
葡萄のビネガーを使ったジュースにハーブをたっぷり入れて香りを楽しめました。ピックペッパーがアクセントです。
・枯山水
宝石箱の中に石が4つ。初めて見る方は??な感じですが、食べれる石が一つだけあります。
石に見立てたジャガイモと苔に見立てたアンチョビパセリバター。
・春の高原
またまた華やかなお皿♡キュンキュンしますね!
中には長野県清水牧場のクアルクというナチュラルチーズのムース。上はローズウォーターとハチミツクランベリージュースの泡をのせて、周りはビーツのピクルスとりんごの蝶々、若くて青いイチゴのピクルス。いちごのピクルスは目を瞑って食べるといちご感伝わらないほどの酸味とサクサク食感でした。
・八海山とジンジャエールのカクテル
手前の塩漬けのペッパーで味変を楽しめます。
・春の大地
私の大好きな生えた系。
アボカドピューレに土に見立てたブラックオリーブオイルのパウダー。
山菜のフリットがサクサク美味しい。アボカドのピューレは蕗味噌を添えて旨味が倍増ですしていました。
・雨紋
水面に映る雨の波紋をイメージしたお皿。本当美しい!感動したー!
しかもこの美しい水面はしじみの出汁のジュレ。しじみのクリアな旨味が伝わり更に感動です。甘海老とろけるような食感も楽しめました。
この素敵な波紋をどう表現するしたのかと聞いたら、なんと、、
ハイレモンでした(笑)
橋本さんのセンスにびっくり!
これのためにこんなに大量に食べなくちゃいけなかったという、、(笑)
でも1日6粒までと書いてあって、他の人にもたくさん食べてもらったという裏話を伺いました(笑)
・桜海老 海藻 うど
アサリの出汁で炊き上げた大麦のリゾットは旨味そのもの。それにフワッと揚げた桜海老をほぼ一対一の比率でたっぷりー♡
もう幸せとしか表現できない一皿。
・りんごジュースに抹茶とグリーンピースを合わせたカクテル
最初はほぼりんごジュースだったけど、飲んでるうちにりんご甘みと抹茶とグリーンピース苦味がバランスを取れてきました。
・山女魚 芹
奥多摩山女魚を37度の低温で焼いて、ホワイトアスパラ、うずらの温泉卵、チョリッソのパン粉などを入れて瞬間燻製します。
スモークされた山女魚はまったく生臭さがなく、ほろほろ食感で美味しかった!
添えてある焼きみかんのピューレと一緒にいただきます。
・ホロホロ鶏 空豆 筍
岩手県産ホロホロ鶏の色々な部位を、付け合わせは姫竹、空豆、小蕪、アスパラガス、クリーミーなキノコソースでいただく絶品の一皿。ホロホロ鶏の旨味もだけど、キノコソースをまろやかな味わいが美味しすぎた!
木の芽のオイルをポツポツと。
・緑茶
中にはグレープフルーツの果肉を液化窒素で固めたもの。グレープフルーツの皮を削って香りを出します。ほとんど甘味はなく緑茶に近いけど、中のグレープフルーツの酸味で爽やかに。
・芽吹き
チョコレートと貴醸酒のムースに苺と牛蒡。
芽生えてるミントが爽やかです。
ココアのメレンゲと生姜のアイスを添えたデザート。
・ハンドドリップ煎茶
鹿児島県産のおくみどりと静岡の桜の葉っぱ。
一煎目は低温でゆっくり出して、二煎目は高温で早出しをしています。
最後はミニャルディーズ4種類
・ヤラズノ雨
エルダーフラワーのゼリー 中にラインの引いて雨をイメージしたもの。上の波紋とかと繋がる。
・苺みるく
いちごのシートの中にはミルクの匂いのする牛乳の絵の紙が(これは食べない)。紙を擦りながらいちごのシートをいただくと、まさに苺みるくのよう。
・和紙
和紙に見立てた綿飴。押花と金箔を挟んで高級和紙な感じ(笑)だけど一瞬でなくなるから悲しいw
・桜
桜のマカロン。
最初の一品目と最後の品が桜でした🌸
わーう!思いっきり春を堪能させていただきました。
すでに春メニューは3年目いただいていて、以前と同じメニューがあったにもかかわらず、その感動と楽しさは劣るどころか毎回倍増しています。
いつも友達と話しているのは、セララバアドの帰り道は本当に楽しくて、夜も眠れないほどハイテンションになってしまうこと。
お料理というのは、ただ口に入れて食べることだけじゃない。五感をフル稼働して楽しむものだということを教えてくれた素晴らしいレストランです。
是非みなさんにもこの感動を味わってほしい。橋本ワールドを楽しんでみてください!
店舗情報
セララバアド
03-3465-8471
東京都渋谷区上原2-8-11 TWIZA上原 1F
18:30 オープン 19:00同時スタート
定休日 月曜日を中心に月6回
公式HP https://www.celaravird.com/
食べログhttps://tabelog.com/tokyo/A1318/A131811/13176914/
予約方法
こちらから → https://yoyaku.toreta.in/celaravird/
すでに満席になっていることが多いので、Facebookなどのキャンセル情報を随時チェックしてください!
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